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季節の変わり目は体調の変化に注意
季節の変わり目に起こる体調不良の原因
三寒四温というけれど、寒暖差が体にこたえる…体がだるくてやる気が出ない…なんてことはありませんか?
今回は、季節の変わり目に起こる体調不調の原因や対策についてご紹介します。
季節の変わり目に起こる体調不良は、次の4つが主な原因といわれています。
● 気温の変化
● 気圧の変化
● 春バテ・夏バテ・秋バテ
● 花粉症
気温の変化による不調
人間の体は環境に合わせてうまく体温調節を行なっていますが、急激な気温の変化を受けると、体がその状況に適応しようとして多くのエネルギーを消耗します。動悸や息苦しさやストレスとして直接的に影響を及ぼします。
併せて、自律神経の働きも乱れるため疲れなどの諸症状が現れます。
気圧の変化による不調
気圧の変化は内耳の機能をみだれさせ、平衡感覚に異常をきたすとともに、体調不良を招く原因にもなります。その結果抑うつやめまい、心拍数の増加、血圧の上昇、慢性痛の悪化などの症状が現れることがあります。例えば、飛行機に乗った時に頭痛を感じやすい人は、気圧が急変しやすい時期にも頭痛が起きやすくなる可能性があります。また、雨が降る前に関節や古傷が痛むという人もいます。
春バテ・夏バテ・秋バテ
春は気温の寒暖差とともに、気圧の変動によっても、自律神経のバランスを崩しやすい時期です。その結果抑うつやめまい、心拍数の増加、血圧の上昇、慢性痛の悪化などの症状が現れることがあります。
梅雨や台風のシーズンにあたる6月と9月は、湿度が高くなり汗をかきにくくさせます。汗をうまくかけないと体温調整がむずかしくなり、自律神経に負担をかけ体調不良につながることがあります。
夏は暑い外から急に冷えた室内へ移動することが多く、エネルギーの消耗が激しくなり自律神経が乱れ夏バテの症状でもある食欲不振や体のだるさとして不調症状が現れることがあります。
秋から冬にかけての体調不良は、日照時間が短くなりセロトニンの分泌量も減り、睡眠にも影響を与えます。
花粉症
花粉症は、ほぼ1年中飛散しており季節の変わり目とも重なっています。春はスギ、夏から秋にかけてはイネ科やブタクサなどが飛ぶため、花粉症にともなう諸症状を感じる方も珍しくありません。
季節の変わり目に不調を起こさないための対策
季節の変わり目による気温や気圧の変化は避けることはできませんが、不調を緩和することは可能です。 おすすめの方法をご紹介しますので、できることから始めてみましょう。
適度な運動を習慣づける
自律神経のバランスを整えるためには、ストレッチ体操やウォーキング、水泳などのゆっくりとしたリズムで長時間続けられるタイプの運動が適しています。軽く汗をかくくらいの運動を習慣的に続けてみましょう。
バランスの良い食事、特にビタミンB群を摂取する
偏った食事を続けていると、栄養不足によりだるさや疲労など、体の不調を引き起こす原因となります。
特にビタミンB群は自律神経への影響という点からも不足しないように気をつけることがポイントです。
関節痛の人は、ビタミンB群が不足している可能性もあります。さらに、脳内神経伝達物質のセロトニンは心の健康維持に必要とされ吸収にはビタミンB6が必要とされます。
気圧による不調はマッサージも有効
耳の鼓膜の奥にある内耳は、気圧の変化によって脳に必要以上の情報を伝えてしまい、自律神経が乱れることがあります。このため、内耳センサーが過剰に反応するのを抑える対策として、血流を良くするマッサージも有効です。
両耳をつまみ、上下、左右に引っ張りながらゆるやかにまわします。朝・昼・晩と毎回5回程度を毎日行なうとよいでしょう。
花粉症対策を行う
花粉症に対しては、シーズン前から対策を立てましょう。花粉飛散情報をチェックし、飛散量が多い日はマスクや眼鏡などを防備したり、なるべく花粉をあびないようにしましょう。帰宅時は玄関でシャットアウトし、すぐに洗顔やうがい、室内では空気清浄機を使うなどもポイントになるでしょう。
季節の変わり目には対策を行って健康に乗り越えよう
季節の変わり目は、だるさ、やる気の低下、頭痛、関節痛…など気になる症状がつきません。
自律神経を整えるためにも、食事のバランスや適度な運動など、できることから少しずつはじめてみてはいかがでしょうか。